うってかわって

自分の本来の調査である、地点Kでの採集はあまり芳しくない御様子で…8月に入って少しはマシになったとはいえ、それでも1日15匹捕れればいい方である。現在総捕獲個体数は58匹。200までの道のりは遠い。
心配していた水位は、芦生に行っていた間にかなり下がったようだ。あれ以来増水するほど激しい雨が降っていないのと、水門を常に全開にしていたおかげだろうか。ここの情報によると、増水時より70cm下がっているらしい。確かに、泳いでいても「大丈夫かこれ?」と思うほど浅くて少し気持ち悪い。
水位はまあ問題なし、バスは数は少ないものの少しづつ増えてきている・・・と今までの悩みの種が改善されつつあるのは喜ばしいことなのだが、ここに来て新たな問題が。


それは、人の多さ。


元々土日は水泳客が多いのでフィールドに出るのは避けてきたのだが、どうやら世間様は夏休みに入ったようで、平日でも関係なく人が大挙して湖岸に押し寄せるようになってきており、採集しにくいったらありゃしない。荷物を置く場所もないほどである。加えて、今年はジェットスキーが多く、しかもマナーが悪い。元々水泳場ではないからどこでやろうと勝手なのかもしれないが、水際に人がたくさんいるにもかかわらず、そういった人々が十分泳いで遊ぶような距離や深さの場所で延々ターンして遊ぶっていうのはどうかと思うぞ。ほんとはっきり言って近過ぎる。何回轢かれかけたことか。どんなに金持ちになってもジェットスキーを乗り回すような人間にはなるまいと思った。


で、現在第3週ぐらいまでは採集しようと思っているわけではあるが、

13〜15ってお盆なんよね。「殺生が」とか「お盆は水に入るな」についてはこの際背に腹は変えられぬので目をつぶるとしても、人出のピークはおそらくこの3日間である(琵琶湖の水泳客も上のことは気にしない)。去年は酷い目にあったからなぁ…でもここ外すと採集できる日殆ど無いからなあ…。悩みどころである。

今でさえこんな停め方されてんのに。左はもちろん琵琶湖に繋がる草むらね。段差アリなので小突かれれば原チャ落ちます。


そして何と最終日、18日は私の誕生日なのですよ。
そして何と最終日、18日は私の誕生日なのですよ。


(サン、ハイ)18日は私の誕生日なのですよ。


後でサンプル処理するとき、自分の誕生日のロットを見つけると何ともいえない切ない気分になるからなー。どーしようかなー。

(台風が来る前、午前中の空。風は強いがいい天気。こういうときが一番歯がゆい。)



飼育観察?あー私の研究のメインやからなぁ。ほんと早く始めたいなあ。今年は色々たくさんやらんとあかんし。当初の予定では、昼間は楽に採集、夜は観察というように進めるつもりであったが、今のように全力でサンプリングしてへとへとになって帰ってくる状況では、さすが並行してやるわけのは体力的・時間的に無理なので、採集が終わり次第開始する、という風に変更することにした。でもこれかなりギリギリ。そしてかなりまずいのが、今年はあまり飼育が上手くいかないということ。現在飼育している4匹のうち、3匹もがカビ病を患ったり治ったりしている。こんなんで無事観察できるんかいな。
これ以外にも色々と悩みの種は尽きず、自分の研究のことを考えると、かなり憂鬱な今日この頃。
なかなかうまくいかんもんだ。