せっせと解剖

ホルマリン漬けの標本を骨にしようと奮闘しましたが、凄い勢いで心が折れました。
生と同じように煮たのがまずかった。硬くなってしまい、皮と肉と骨の見分けがつかなくなってしまう。特に筋がゴムのように硬くなり、非常に厄介な存在に。夢中になって一日むしってたおかげで、指が凝って大変なことになりました。


「おらー、煮えろー!煮えろー!」
「この骨は計測に必要ない部分だな。がっちりと筋でつながっている様だが、どれ、この俺様が解体してやろう。」
(ベリッ、ベキベキッ!!)
「ん〜、間違ったかな?」


こんな部分に穴なんて普通ないよね。明らかに自然のものじゃないよね。
あっちゃー。まーいいやー、計測できるからセーフ。
それよりも折れた心と油でズルズルの手をなんとかしてくれ。