縄の如し

オニューの靴

今日は天気が良かったので、博士課程に入ってから始めてフィールドに出ることにした。去年一昨年のデータからすればまだバスを採集するには時期的に早過ぎる気もするが、本格的なシーズン到来の前に原チャの運転感覚+長距離運転する体力+水への慣れを取り戻しておかなければならないので、今回はその様子見といったところである。


で、去年の最後の採集から放置していた道具がくたびれていないか調べた所、ウェットスーツのブーツの底が破れてしまっていることが判明。ウエット部分と生地部分の両方が破れ、踵丸出しである。バスに踵チラ見アピールするのはまだ許すとして、そのまま石とか踏んだら怪我をしそうだ。
他に小汚いマリンブーツを持っているから履物には困らないのだが、これを履く履かないでは後の疲れが大幅に変わってしまうので(特に今の時期)、この味を知ってしまった以上、もう無しで泳ぐわけには行かない。かといって、これを買った店では既に別のスーツを販売しており、ブーツだけどこかで入手できるという当ても無い。他はまだまだ使えるんだから、これだけのために買い換えるというのもちょっと…。「ウエットのブーツの上にマリンブーツを履く」ってのも試してみたけど今度は厚くなり過ぎてフィンが履けなくなるし、うじゃうじゃうじゃうじゃ…。


さて、どうするか。


悩みに悩んだ末、投げやりになって出た答えが右上の画像である。
要するに、マリンブーツの底だけ切り取って、ウェットスーツのブーツの底に貼り付けてしまったわけである。
失敗すれば両方失うことになるため、作っている最中は一か八かでビクビクものであったが、完成してみれば何という素晴らしい出来栄え。これまでの工作の中でも1、2を争う改心の出来である。こうして小さい写真で見てみれば、あたかもこういう状態で完成品として売られているかのようだ。このくせ毛、恐ろしい子!!!


いやー、両方のいいとこだけ足し合わせるっていう小学生の考えたボスキャラ(パワーA・射程距離A・精密性A・スピードA)みたいな作戦が上手く行ってよかった。大事に使えば、このウェットであと10年は戦えそうである。



で、喜び勇んで行った肝心なフィールドはと言うと…
 ざざーん。





まあ、泳ぎましたよ。せっかくなんで。
しかし何か分からない緑色の粒子が波で巻き上げられて視界は激悪。
こんな中で長いこと泳ぐのはさすがにちょっと気持ち悪いので、早々に引き上げて帰ってきましたとさ。


今年も去年と同じ場所で、30cmぐらいのおなかぽっちゃり個体(♀?)発見。よしよし。
あと実際履いて泳いでみて初めて分かったことだが、何とこれでも少し厚みが出てしまって今のフィンを履くにはちときつい。正直攣りそう。フィンだけ買うかねー。