劇的 前と後

諸事情によりこの春から、研究室に開放型のドラフトを置くことになったのだが、これが思いのほか大きく(何と長机ひとつ分)、実験室の作業台に何とか設置できたまではよかったものの、それまで使っていた木製の棚を置くスペースがなくなってしまった。


たわし頭@実験室係 「これ、どうしましょうね…。無いと不便なので新しいのでも買いましょうか?」
[-人- ] 「…ふーむ」
[-人- ] 「…切って短くすれば入るでしょう」
たわし 「…えっ?
[-人- ] 「これくらいの長さに」
たわし 「えっ、あっ、いや、でもそれ大変じゃないですか?」
[-人- ] 「(少し目を見開きつつ)いやいやそんなことないでしょう。この棚自体私が作ったんですから。たいした作業ではないよ」
たわし 「(その棚は板買ってきて繋げただけでは…)」
たわし 「(そしてこの流れだとその作業は僕がやるのね…


というわけで急遽、たわし頭、癖毛一人では心もとないということでとばっちり気味に声をかけられたねっち大将、そしてスーパーアドバイザー謎のN仙人で工作班を組み、ミッションに挑んだのであった。



手順は以下のとおりである。
1.淡麗を飲む
2.鋸で板を適切な長さに切る
3.淡麗を飲む
4.(全部バラすとめんどくさいので)切り落とした側の脚部をうまいこと外す
5.淡麗を飲む
6.板を元通り4の脚部にはめ込む
7.装飾板が硬いのでドリルで仮穴を開けた後、ネジで固定する



板を切って、脚にはめ込むの図。



作業は滞りなく終盤に。
大将 「あとはこのネジを締めたら終わりやな〜」
たわし 「じゃあ僕おさえときます」


キュッキュッ


キュッ


ツルッザクッ


たわし 「ぎゃー!



左手親指の背にプラスドライバー型の凹みが。こんなところで聖痕が刻まれることになろうとは。もしかしたら、そのうち通りすがりの老婆にいきなり手をつかまれて「おお、この紋章は…」と驚かれるプロローグ的なイベントが起こるかもしれない。