前回手伝ってもらったお礼

今日は良い天気

というわけではないけれど、今日は かっきーのサンプリングを手伝うことに。彼のサンプリング方法は釣り。こう書くとまるで遊んでいるように思えるが、釣れなかったらひたすら待ちに入ってしまうため何よりも根気の要る採集方法であると言える。聞けば、今日行く地点ではあと10匹ほど捕れたらノルマ達成らしい。まあそのノルマ分は彼に必死こいて頑張ってもらうとして、こちらは半分レジャー気分で気楽に行くことにした。



〜午前中〜
9時現地到着。さっそく釣りを開始する。採集場所は橋の下。今日は天気が良く日差しもきついので帽子を忘れた身としてはどうなるかと思ったが、ここは日陰になっておりすこぶる快適である。竿を脇に挟み、落ちないようにして半分居眠りしながら釣り糸を垂らす。針に魚がかかれば、引っ張られて目覚めるという算段である。









…釣れん。


フィールドで採集中に寝癖が付くぐらい寝られるってどういうこと?たまに来たかと思えば、全くお呼びでないブルーギル。これは別に私がさぼっているからではなく、一生懸命やっているはずの かっきーにも全然アタリがない。今日はここには居ないのか、それとも今は釣れない時間帯なのか。このままでは埒があかないので、別の場所に移動する。



ちなみにここには妖怪「かわうそ」が居ました。昼間に見られるのは珍しいことです。自然がたくさん残っているからですかね。



〜午後〜
今度の場所は炎天下。さすがに帽子無しでは干からびてしまいそうだったので、かっきーに麦わら帽子を借りることにする。途中コンビニで買ったチャーハンを食べた後(本日2度目。朝もチャーハンおにぎり)、おもむろに釣り開始。しかしさっきの場所では釣れなかったし、そもそも狙っているのは今までろくに見たこともないような魚なのでどうも勝手が良く分からない。これで本当に釣れるのか?という事を言っていると、自然な流れで かっきーが


「こういう魚です」



ちょっと君、何黙って釣ってんの?


これを皮切りに、かっきーは午前中とは人が変わったかのようにほいほいとお目当ての魚を釣り上げていく。それに比べてこちらの浮きには依然変化なし。おかしい…まさか奴め、友人を水中に待機させ、自分の針にだけ予め捕獲しておいた魚を引っ掛けてもらうとかいう姑息な手を使っているんじゃないだろうな。不審に思いながらも、餌を変えようと竿を上げたその時、




あれ?釣れてる?


浮きには反応が無かったものの、いつの間にやら釣れていたらしい。その後も適当に竿を上げたら釣れているという、これが釣りと言えるのか非常に怪しい行為を繰り返した結果、8匹をゲット。かっきーの釣果と合わせると24、5匹ほど採集できたこととなり、無事ノルマ達成である。あーよかった。


よかった、「負けた方が帰りアイス奢れよ」とか軽々しく言わなくてよかった。


よかった、「かっきー慣れてるんだからハンデくれよ。僕は釣れた数×2な」とか間違っても言わなくてよかった。



帰りに琵琶湖の西側に寄ってもらい、行きつけの川でヨシノボリを採集。採集用の手網とクーラーボックスはちゃんと用意してあったが、川に入るのに肝心な胴長を忘れてしまったので急遽かっきーのマイ胴長を借りることに。
なにこの駄目な先輩。