金曜もフィールドに行くはずが

何だか調子悪くて一日サボり。ということで、代わりに今日出かけることにする。
週末ということと、世間の大部分がお盆休み突入ということもあって、湖岸は非常に混雑することが予想されるので、そういうレジャー人たちが繰り出してくる前に調査を終えるべく早朝から用意し、早めに出発した。


5:20 起床
5:50 大学へ向かう
大学で朝食・天気予報のチェック
6:20 刺網の補修
7:20 補修完了・サンプルの移し変え
7:50 移し変え完了・準備完了・人ごみへの覚悟完了
8:00 出発


地点Kには9時過ぎに到着。驚いたことに、この時間で既に湖西の北向き車線はノロノロ運転が始まっており、地点Kでもレジャーの方々がテントを建て始めたりしていた。恐るべしレジャー魂、「趣味の時には出来るだけ頑張らない」をモットーにしている私にとっては考えられないことである。
とか感心していても仕方がないので、早速サンプリングを開始する。


いない。
全然いない。


人も少ないし、ジェットスキーもいない。調査のコンディションとしては最高なのに、何とバスもいないとは。これでは来た意味が全く無いではないか。
結局2時間ちょっとフルに泳ぎ回って、捕れたのは20cm前後のやつが5匹+10cm未満のやつが10匹ほど。10cm未満のやつは今年溢れんばかりにいるから捕ろうと思えばいくらでも捕れるのだが、胃内容見てもたいしたもの入ってないだろうし、比率見る用のサンプルは1+(だいたい10cm〜20cm)って決めてるから、あんまりたくさんこれ捕ってもなぁ…。今年は当歳と思われる7cm以下の個体が非常に多く、また2+以上と思われる20cm前後〜の個体もそこそこ見られるのに、何故か間の1+、10cm〜15cmの個体がすっぽり抜け落ちていてほとんど見かけない。一昨年ぐらいまではそれこそ、うじゃうじゃと我が物顔で泳いでいたのに。
水中や野外の作業では大きく見えるけど、実は捕ってる20cm弱の個体が1+でした、ってオチならええんやけどなぁ。試しに少し齢を見てみようか。見たいような、見たくないような。これぐらいのサイズの個体は胃内容分析用のサンプルとしては申し分ないんやけど、かさばるんよねー。今年のサンプルだけで、既に12Lのトスロンバケツ10個分。どこに置こう。


なんてことを考えつつ帰り支度をしていたら、道路の方からものすごいエンジン音が。見ると、スモークフィルム完備の白ベンツ率いる人々が、クレーンを使ってトラックの荷台からジェットスキー(さっきのエンジン音はこいつの慣らし運転)を道に降ろすとこでした。クレーン付きのトラックにジェットスキーを積んで乗り付けるって、何かただのお金持ちとは違う匂いがするんですけど…。