雨力全開

胃内容分析用のサンプルを採集する2地点のうち、1つが終了。合計220個体あまりを採集したことになる。
こちら側(地点I)は昨年まであまり数が捕れず(1年目→<100、2年目→100ちょい)、苦労していたことから考えたら今年の結果は大いに喜ばしいことではある。
しかし先日初めて採集を試みた本命の地点Kの方はと言うと…1回3時間の調査で捕獲できたのはたった18匹。目標の200個体まで後何回行かないといけないのかを考えると気が遠くなりそうだ。ちなみにここでの調査は4年目であるが、不思議なことに労力に対する捕獲数は年々明らかに減ってきている。


1年目→2日で150
2年目→1日30〜40(しかもまだウヨウヨ)
3年目→1日かなり頑張って20ちょい(しかも日によってほぼ魚影無しの場合有)


琵琶湖での彼らの移動の詳細は知らないから何とも言えないが、まさか地点Kだけで再生産しているわけではないだろう。水温が上がるにつれて沖から徐々に岸辺に近づいてくるのを見てもそれは明らかである。
また、採集する際の彼らの行動にも何かこれまでとは違うものを感じる。この魚は、網や泳ぐ人を見たら寄ってくるものだと思っていたが(実際これまでそうだったし今年の地点Iでもこれは明らかだった)、今年はあまり興味を示さないようだ。むしろ、網の位置がよくわかっていて一定の距離以上近づかないようにしている雰囲気さえある。


まあわかんないけどね。ただの妄想でありますように。
いずれにせよ、今年も苦労しそうだ。



加えて、最近フィールドに出ると、わりと本気で雨に降られる。しかもここ数回は雷雨。雷雨の中、着替えて帰り支度して原チャで峠越えってどうなのよ?しかも何か話を聞いてると、



じゃないかと疑いたくなるタイミングの良さ。
ほんとホドホドにお願いします。


あと、ついに飼育開始。本当は使える水槽全部にバスを入れたかったのだが、地点Iは比較的大型のものが多いので実験にちょうどなサイズはあまり捕れず、何とか確保できた9匹で始める事に。予定数の半分である。しかも何だか今年は活きが悪く、採集終了時点で3匹、持ち帰って2匹、そして二晩経った時点で1匹がお亡くなりになってしまった。先行き不安だ。