急にポールが来たので
裏の家の2階から、物干し竿落としされました。
「しかも、地球連邦政府が洗濯に対して行った施策はここまでで、洗濯籠さえ作ればよしとして、彼らは部屋に引きこもり、汚れ物をこまめに洗濯することはしなかったのである。その結果は諸君らが知っている通り、洗濯待ちの衣類は増大し、一度に大量の洗濯物が生まれ、狭いベランダはそれらで溢れかえることとなったのだ。ここに至って私は、人類が今後、絶対に怠慢を繰り返さないようにすべきだと確信したのである。
それが、物干し竿を下に落とす作戦の真の目的である。」
「ベランダは、溜まった洗濯物全部を干せやしない…」
「人間の知恵はそんなものだって乗り越えられる!」
「…ならば、今すぐ愚民ども全てに乾燥機を授けてみせろ!」
「…貴様をやってからそうさせてもらう」
「何でこんなものを下に落とす!これでは干す場所がなくなって服が乾かなくなる!
カビの時代が来るぞ!」
「洗濯をする者は、洗うことしか考えていない!だからスペースそのものを無くすと宣言した!」
「人が人に罰を与えるなどと!」
「エゴだよそれは!」
「ベランダが持たん時が来ているのだ!…そんなものでは!」
洗濯したい人 vs ベランダを負荷から守りたい人。
溜めた汚れものを一気に洗濯して干してみたはいいが、量が多過ぎて洗濯紐がギチギチ言ってる…そんな光景、良くありますよね。
とりあえず「服が乾くか乾かないかなんだ!やってみる価値はありますぜ!!」とギラ・ドーガになったつもりで押し返しておきました。
勘弁してよ、おばあちゃん。