ギリギリ
夕方、生態学会の要旨ができたので、「明日の17時までなんですけど…」と言いつつ提出すると、案の定苦笑いされた。ごめんなさい。ほんとごめんなさい。
その緊張感の所為で、年末にあった出来事を思い出した。
〜ある夜のこと〜
たわし 「論文の原稿を修正しましたので、またよろしくお願いします」
[-人- ] 「わかりました」
たわし 「では失礼します」
スタスタスタ
[-人- ] 「ああ、そういえば」
たわし 「はい?」
[-人- ] 「先程、地下の冷凍庫の標本を持ってきました」
たわし 「はい」
[-人- ] 「どうして実験室の冷凍庫が一杯なのか、何が入っているのかと不思議に思って覗いてみたんですが」
[-人- ] 「アンコウ、ですね」
たわし 「あっ…」
[-人- ] 「もしかして…処理…追いついて無いんですか?」
背後にうっすらスタンドでも見えそうな緊迫感であった。
そのまま窓をぶち破って外に逃げ出すレベル。
(このことを慣用句で「ケツの穴にツララ」と言う)
600個体なんて無理です、とは口が裂けても言えないので、毎日少しずつでも骨にしていくしかないか。