軌跡のトレース完了

観察例全てについて、目当ての行動の軌跡をトレースし終わる。ここまでたどり着くのに一体どれだけ時間がかかったことやら。マウスクリックのし過ぎで右手が、Ctrl+C,V,Sのし過ぎで左手が腱鞘炎になりそうだ。
ともあれ、当初の目標通り、行動の軌跡を極座標グラフで表して、個体ごとにまとめてはみたのだが…本当にこれを見つめていれば何か見えてくるのか?疑わしいことこの上ない。
ちなみに、データの構造は


郡A:個体a(行動a-1, 行動a-2…), 個体b(行動b-1, 行動b-2…), …個体m(行動m-1, 行動m-2…)
郡B:個体z(行動z-1, 行動z-2…), 個体y(行動y-1, 行動y-2…), …個体n(行動n-1, 行動n-2…)


つまり、「郡A,Bを構成する数頭の限られた動物から繰り返し得られた行動データから、ある行動について群Aと郡Bの間で差が見られるかどうか検証する」ということになる。同一個体から繰り返しデータを採るので、解析には常に“個体差”が付きまとうわけである。うーん、我ながら何と扱いにくいデータだろうか。
郡A,Bの行動に明確な差があるのなら、個体の違いを乗り越えて何らかの傾向の違いが見られるはずだ。



うーん…
うーん…
うーん…



何だこの個体差は…。お前らどんだけ個性に溢れてんだよ。