ウィンドウズセブン
先日買い換えた共用のデルPCは、Windows Vistaから7への無償アップグレードが受けられるのだが、何度デルの注文ページで登録しようとしてもエラーが起こり先に進めなくなってしまう。ウェブで調べると、同様のエラーが頻発、どころかそもそも何のトラブルも無く登録できた人間がいるのかというぐらい不具合報告のページが引っ掛かってきた。それらによるとエラーの原因は、認証に必要なサービスタグをデル側が登録していない(もしくは購入から登録までに凄い時間がかかる)ところにあるらしい。確かに、サポートページでサービスタグを入力してみても『そんなタグ…うちにはないよ…』みたいなメッセージが返ってくる。サポートに電話してタグを登録してもらえばすぐ解決するそうなので、あまり気が進まないながらも電話してみた。
ちなみに、あまり気が進まないのは、別に電話が嫌いなわけではなく、以前ここに電話した際にあまりに使えなかったからである。
それは、別の共用PCが故障した時のこと。
とぅるるる、とぅるるる
「はい、どうされました?」(カタコトのニホンゴで)
「あ、もしもし、あのー今使ってるパソコンがですね、起動しなくなったので開けてみたらアレコレ、アレコレ…(省略)…というわけでコンデンサーが『ひでぶっ』な感じになってるので、修理して欲しいんですけど」
「はあ、はあ、なるほど、わかりました。」
「では、まず、故障個所からおっしゃってください」
「(今まで何を聞いてたんだてめえは(`Д´ )!!)」
その他、住宅会社相手にクレームの電話を入れたら、あまりにもアレな対応に携帯をへし折りかけたりと、今までサポートなどの電話応対にはとにかく良い思い出が無いのである。
今回はどんなやり取りが交わされるのか。震える手で、一つずつ番号ボタンを押す。
一人目:
「サービスタグの番号は…確認いたします…はい、確かに無料アップグレードの対象製品となっております。申し訳ございません。タグの登録はできていると思うんですが、おそらく当社のサイトの不具合で云々…担当の窓口に転送させていただきます…」
二人目:
「サービスタグの番号は…確認いたします…はい、確かに無料アップグレードの対象製品となっております。申し訳ございません、担当の窓口がございますので、そちらに電話していただいて…番号は…」
三人目:
「エラーが出て登録できない…サービスタグの番号は…では確認いたします。はい、確かに無料アップグレードの対象製品となっております。申し訳ございません、おそらくこちらのサイトの不具合で云々…すぐにタグを登録いたしますので、30分ほどお待ちいただいてから再び登録していただけますでしょうか…」
概ねこんな感じであった。「確認します」というものだから、てっきりエラーが起こるかどうかを確認するものだと思ったのだが(特に三人目の時は危うく「またそっちかよ!」と突っ込みそうになった)。ともかく、今までに類を見ない非常に良い対応で電話相談は終了し、30分後にはめでたく無償アップグレードの登録・注文が完了したのであった。あとは、アップグレード用のキットが郵送されて来るのを待つばかりである。
と、これが2日前の出来事。そして今日、登録サイトでオーダーステータスを確認すると、更新されて“お届け予定日”が追加されていた。
ご注文日 お届け予定日
12/09/2009 01/18/2010
よ、40日?
登録から配送されるまで40日?
これはあれか、
今アップグレード用のDVDを職人が匠の技で一枚一枚手焼きしているというアレか。